レインボーブリッジ

これからの需要

日本経済は、長期デフレという状態から、脱却しつつあります。
直接の不動産市況とは関係がありませんが、有効求人倍率も2014年現在では、1.00を超えました。
有効求人倍率とは、求職者1人につき、どれだけの求人募集があるかを表した数字です。

需要が伸びてくれば、何が起きるかといえば、上記のような人不足、物不足です。
デフレは、地価も含めて物価が下がる現象でしたが、これからは緩やかなインフレへと移行していくわけです。
不動産売買において気をつけるべき点は、地価もふくめて物価が上がりやすい時代になりますが、適正価格がわかりづらくなる点です。
不動産鑑定の必要性が、より高まってくるというわけです。

きちんとした不動産鑑定ができていないと、余分に高く買ってしまったり、安く売ってしまったりということが起きてしまいます。
好景気の時は、往々にして判断が鈍るので、このような事態を避けるためにも鑑定は必要です。

丸い柱のエントランス

買う時のポイント

不動産売買ということで、今度は不動産買う時に注意点について解説していきます。
売るときもそうでしたが、買う時も適性な価格で取得するためにも、不動産鑑定が必要です。

不動産を取得する時は、きちんと価格を知っておかないと足元を見られる可能性があります。
不動産価格を見る時は、その資産の将来どれだけ収益を生むのか、そしてどれだけ取得に費用がかかるのか考えましょう。
競売などでは、良くある話ですが、競り勝っても取得価格が高くなりすぎて、結果的に収益が得られないというのも考えられます。

不動産投資とは、転売目的なら別ですが、通常は中長期の投資となります。
したがって、きちんとした評価を考えて、買わないと損をすることになってしまいます。
収益を得るためには、評価額をそのまま鵜呑みにしてはいけません。マンションなどの場合は、これまでの実績が良くても、これからどうなるかはわかりません。
そういったリスクも含めて不動産を取得するわけですから、リスクヘッジも考えて価格を見ておかないといけません。

どんな投資にもいえることですが、投資は自己責任ですから、リスクヘッジも含めて投資額を決めましょう。
リスクヘッジは、投資の初歩のテクニックでもあります。

桜が見えるマンション

色んな局面で

不動産鑑定士は、不動産の適性評価額を鑑定することがお仕事です。
したがって、不動産売買以外にも色んな局面で、活躍する機会があります。

限りる国土ですから、環境負荷や色んなことを考えたうえで適性な価格を決めることが重要視されているのです。
したがって、公的期間から、民間団体にいたるまで様々なニーズに答えることが市場から期待されています。

例を挙げれば、最近では不動産の証券化などでも活躍しています。
最初の解説でも述べたとおり不動産という資産は、個別性の高い資産です。したがって、将来得られる収益にも偏りがあります。
したがって、投機目的で投資をする時は、将来得られるであろう利益を考えて評価をしてもらわないと投資ができないのです。

不動産という資産の適性な価格を市場に提示するということは、市場での円滑な取引を支えるということとイコールです。

また、昨今の事情からすれば、これからもっと不動産需要が上がっていくと思われます。
インフレになっていき、さらに東京五輪や地震対策など莫大な需要が見込まれているので、こんな時こそ冷静な査定が必要とされます。
バブル期に失敗をしたようなズサンな査定をしないためにも、シビアな不動産鑑定士が必要です。